ある市内中学校3年生 国語 定期テスト対策(光村図書)

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今回のテストも、昨年までと同じとすれば、知識40点、思考60点という配点の可能性が高いですね。漢字や熟語といった基礎知識をまずは押さえましょう。次に、漢文と俳句。最後に小説教材の文章読解を、出題予測に基づいて準備。記述は、一度どこかで見たことのあるものが出る予感。ぼんやりと内容を復習するところで終わらず、模範解答を頭に叩き込む。やることは明確。高得点のためには、長い時間をかけるというよりも、細かいところにこだわって準備する姿勢が大事。

〇で囲まれた番号は、配布されたテスト範囲表の列ごとにつけた番号。
〇記述順は、私が考える優先順位順。
〇配点は、あくまで私の予想。あまりあてにしないこと。


⑥ 漢字を書かせる問題 (知識10点)

  • ポイント: 小学生の漢字学習プリントからの出題とのことですので、対象となる漢字をすべて「書ける」ようにすることが最優先です。10点、確実に取れる知識問題です。個々の出来が評定を分けます。自分でテストを実施し、書けない漢字ばかり集中的にやる。ずっと書き取りしていても、テストを自分に受けさせなければ、時間ばかり無駄に食うことになるから注意です。

⑤ 俳句の可能性・俳句を味わう (思考20点)

  • ポイント: ここは思考力が問われる配点が大きいですね。
    • 教科書に書き込んだ、句切れ、切れ字、各表現技法(直喩、隠喩、擬人法、体言止めなど)をしっかりと確認し、それぞれの俳句でどのように使われているかを理解しましょう。
    • ワークの答え(大意)を確認する際は、ただ暗記するだけでなく、その俳句が持つ情景や作者の感情を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。その方が、暗記するにも効率がいいです。意味を考えたり、イメージを持つことを大切に!!
    • ワークの答え(問いに対する記述の仕方)を丁寧に確認してください。どのような言葉を使って解答を構成しているのかを分析し、自分でも記述できるように練習しましょう。だいたい同じ意味でこたえられればいいや、とは思わずに、模範解答に忠実に解答を示せるように準備すべし!

➂ 学びて時に之を習ふ(漢文) (思考20点、知識10点 計30点)

  • ポイント: 思考と知識、両方の配点が高い、非常に重要な単元です。同時に、出るところは非常に読みやすい。ここは、丸暗記が非常に効果的!
    • まず全文を暗記し、そのうえで現代語訳も暗記することが第一歩です。送り仮名や返り点、置き字なども含め、正確に覚えているかを確認しましょう。「なんと~ではないか」など、現代語にする際は教科書に忠実に書けるようにする。
    • 返り点に従って読む語順を変えることができるように準備。特に、本文中のどの部分が白文で示されても、正しく送り仮名と返り点をつけられるようにしておけば、この手の問題は遅るるに足らず。
    • ワークの答えを確認しましょう。
    • 問題集で練習する際は、現代語訳を単に覚えるだけでなく、文章中の語句が持つ意味合い、そして孔子の思想を問う問題に重点を置いて取り組みましょう。20点の思考力は、そうした深い理解とそれを説明する能力を問うものでしょう。
    • 温故知新、と書かせる問題や、最もいいのは「楽しんでいる人」と書かせる問題など、何十年と同じことを問われ続けているこの教材。市販の問題集をサッとやるだけでも、定期テストで「あ、同じ問題だ」と気づくことになるかなと思います。

➁ 漢字に親しもう (知識10点)

  • ポイント: 教科書にある練習問題とワークの答えをしっかりと確認し、四字熟語や同音異義語、多義語などの知識を完璧にしましょう。こちらも確実に得点したい知識問題です。

④ 熟語の読み方 (知識10点)

  • ポイント: 教科書にある練習問題とワークの答えを確認しておきましょう。難読熟語(熟字訓)や、音読み・訓読みの組み合わせ(重箱読み・湯桶読み)などの問題にも注意が必要です。まずは教科書で出てきているものを完璧に。次にワークを完璧に。

① 握手(小説) (思考20点)

  • ポイント: 小説「握手」は、思考力が問われる比重が大きいです。
    • ワークの答えをざっと数分で確認し、登場人物(「私」と恩師「ルロイ修道士」)の心情の変化や関係性、そして作品が伝えたいテーマ、それらの全体像を理解することが重要です。
    • 特に、問われやすい心情描写(ルロイ修道士の過去の行動や言葉、それに対する「私」の感情の動きなど)を強調して確認しましょう。
    • 問題集で練習する際は、単に答え合わせをするだけでなく、なぜその心情に至ったのか、文章中のどの部分が根拠となるのかを具体的に説明できるように記述練習を重ねてください。登場人物の行動やセリフ、過去の描写などを結びつけて考える力が問われます。
    • 記述問題は、一問4点程度の配点になると予想しています。ワークや小テストで一度見たことのある問題が半分以上を占める傾向があります。どこが出そうかの予想は、プロが見れば明らか。生徒自身でも、先生の話を注意深く聞いていれば、ある程度予想はできるはず。予想を立てたら、模範解答通りの解答を示せるように、準備。実際に書いてみて、書けるようになっているか、までやっておく。

まとめ

正しい順序で、確実に取れるようになるものから優先して、準備を積み上げましょう!

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