教員転職準備~退職金いくら出るか把握していますか?→1/2退職金×資産運用は満額退職金を超えるかも?

教員の働き方が、残念ながら全く良くなっている感じがしません。
周りの教員の方の話を伺うと、この4月、勤務日は今日までで8日間ですが、ちょうど45時間を経過したくらい。本当はもう一分たりとも残業させるのは危険な基準まできています。

教員は、子どもの成長に関われる魅力的な仕事です。ですが、それゆえ、「やりがい搾取」されやすい職種でもあります。もし、好ましくない状況で過重労働を強いられるような職場であったなら、なんとかしてその状況を脱出しなければなりません。

職場内でなんとか負担を減らしてもらうというのも一つの方法ですが、うまくいくとは限りません。なぜなら、職場内での業務の総量がそもそも多すぎる場合、自分の仕事を肩代わりしてもらえそうな同僚がそもそもいないこともあるからです。

そうなると、やはり転職、というのも選択肢としてもっておく必要があると思います。

転職をする際に考えるべきことはいくつかあります。
転職エージェントに登録するのもその一つです。自分の市場価値がどれくらいあるのかを知っておくことで、転職活動が現実味を帯びてきます。もし、転職しなくても、自分の労働条件に少しは納得したうえで働けるようになるかもしれません。「残業無制限でも法的に問題なしという給特法由来の違法状態、でも給料は少し高め」というところでしょうか。個人的には全く納得できないですが…。

でも、「転職エージェントなんて敷居が高い」「そもそもそんなことに時間を使うことができないほど多忙だ」という先生方も多いと思います。

そんな先生方に、もう少し簡単に、今後のキャリアを考えるきっかけを与えてくれる行動、それが「退職金の額を聞く」です。

退職金の額を聞いて、何になるの?と思われるかもしれません。ですが、これは将来のライフプランを考えるうえで非常に重要なことなのです。

仮に、今のまま定年まで働いて、2300万円ほどの退職金がもらえる見込みとしましょう。もっとも、退職金はほぼ確実に下がっていくと言われているのが現状ですから、本当に定年まで勤め上げて、それほどの額をもらえるのかはわかりません。個人的には、どんどん目減りするだろうと思います。

それと、現在退職してもらえる退職金の額を比較してみましょう。
勤続年数の違いによって、もらえる額は変わってくると思いますが、
「意外ともらえるなあ」という額であるかもしれません。
参考までに、22年務めた44歳の教員の場合、890万くらいもらえます。

40歳前後の教員にとって、20年後の2300万と、現在の数百万、どちらが有益でしょうか?
一概には言えないですよね。
でも、ライフプランを見通したときに、現在の数百万の方がより有益、という場合は十分あり得ると思います。

私の場合は、
1退職金で教育資金を準備する(ジュニアNISA活用、再来年廃止にぎりぎり滑り込みで使わせてもらう)
2インデックス投資で運用する
ことで、将来の資金計画を見通すことができました。
結果的には、20年弱を資産運用によって2倍にすることは、十分に現実的なラインだということを認識しています。同時に、もしもくろみ通りに行かなかったときのリスクを許容できています。
そもそも働き方自体が「リスク」というよりは「デンジャー」でしたので、辞めるということの優先順位は高かったのですが、
「退職金を資産運用」
という考えをもつことで決断をより安心して行うことができました。

このお話を聞いて、「投資は怖い」と思われる先生方も多いと思います。
もともと安定志向の方がもしかしたら多い業種でもありますし、学校で教えない分野の知識なので、この知識をお持ちでない方がとても多いと思います。

ですが、ご自身のライフプランを考えるうえで、金融の知識はやはり必要になってくると思います。優良なファンドに、手数料低コストで投資することは自由への第一歩であると考えます。

今回は、投資自体のすすめがメインテーマではなく、退職金の額を知ることが選択肢を広げることになる、というテーマですのでこれ以上掘り下げません。ですが、投資について学んでみたい、と思われた方は、少し情報収集してみるといいかと思います。私がおすすめするのは、
リベラルアーツ大学 の 両学長 です。

自由な人を増やしたい、というお考えのもと、有益な情報を日々発信してくれています。YOUTUBEをのぞいてみて、「これは勉強になる!」と思ったら、いくつかさらに動画を見ていただければ、ここで書いていることを理解していただけると思います。

さて、資産運用するかしないかはおいておいて、退職金の額を知る、ということをおすすめしているわけですが、そのためにすることをお教えします。
それは…

・事務官に、『今辞めたら退職金いくら出ますか?』と聞く

これだけです。

これだけで、将来の展望を拓くきっかけが得られるかもしれません。

現在教員である皆さんに、少しでも人生を充実させてほしいと強く願っています。
そのために、

・働き方が改善されていくこと。
・少しでも現状に納得して働けること。

あまりにもひどい環境の場合は、
・今の職場を離れて命の安全を確保したうえで、ご自身のポテンシャルを発揮して世の中のために活躍できること。
そうなればいいと思っています。
人によって、どの形が最適かはわかりませんが、いずれにしても、皆さんがよりよくなるようにお手伝いがしたいです。
教員の現場で、命の危険の段階まで行って生き延びたものだからできる情報発信があると思っています。
今後も、世の中が少しでも良くなるように、発信していきたいと思います。
皆さんを応援し続けます。今後もときどきのぞいていただけると嬉しいです。

読んでいただき、ありがとうございました!

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