3年生の社会の勉強。
ロードマップを示します。
1 過去問をやってみる。
過去問をやってみましょう。
全体的に取れるところ、取れないところがつかめるはずです。
それを、次の二つに分類してみます。
2 資料から読み取り記述する問題 と、その他に分けてみる。
資料から読み取る問題は、資料に書かれている事実+最低限度の知識 で、満点が取れます。
ただし、知識が抜けていても、部分点は狙える問題です。
北海道の公立高校入試でいうと、
2024年:1⃣の問3(3)/問6(3)/2⃣の問1/問6/3⃣Bの問3/4⃣の問6
→合計24点分も!
3 資料から読み取る記述式問題の解き方を知る【コツ5選】
こういった問題を解くためのコツは以下。
①資料に書かれている事実を使うこと。
➁複数資料から考える問題の場合は、それらすべてから一つずつは答えの根拠となる部分を見つけること。
➂答え方は、オリジナル色を出さず、問の条件を満たすようなシンプルな形式で書くこと。
④字数や語尾、指定されたキーワードを入れる、などの条件を満たすこと。
加えて、
⑤内容的に不十分でも、部分点はもらえる
ということを意識して解きましょう。
わからない部分は、
・当たり障りなく
・ちょっと知ったかぶりして
書いてやるくらいの気持ちでもいいかなと、個人的には思います。
道で昔の知り合いに会ったとき、相手は自分のことを知っている。でも自分は知らない…。
その時に、話を合わせる、みたいな感じとでも言いますか笑…テストの後に解答を見ながら知識の部分は復習しておくこともしましょうね!
➂④⑤は、社会というよりは国語の解答に共通点が多いです。
国語の解法を応用しながら、解いていく練習をしましょう。
4 過去数回分の過去問を解いてみて、自分が点数を落としがちなところを知る。
地理歴史公民、どの範囲が苦手なのか。特に、1⃣で出てきている問題(基本的問題)を落としているようなら、早めに問題集を使って総復習を始めましょう。比較的早めに解けるようになるため、モチベーションアップにもつながります。
5 3年間の勉強を振り返ることができる問題集を用いて、勉強する。
問題集もいろいろな個性があります。自分で選んで、取り組みやすいと思うものを選びましょう。
70点のレベルにいくことが差し当たっての目標なら、「ハイレベル~」といったものよりは、基本的なレベルのものを選んで勉強していくのがいいと思います。
6 何度も過去問を解き、成長を実感するとともに、新たな課題を発見する。
問題集で勉強した結果、以前はわからなかった問題のいくつかが、解けるようになります。
その時に感じた喜びを、しっかりとかみしめましょう。
10点が20点になったとき、「まだあと80点ある」とばかり考えずに「10点も増えた!」「倍になった!」と考えることもとっても大事です。出来ないところばかり目にするクセを捨てましょう。
また、もし点数が上がらなくても、ある程度の長い期間を見たときに上昇しているなら、気にしなくていいです。自分の機嫌は自分で取る、自分をほめることも大事です。大丈夫、最終的に結局伸びているはずだから一喜一憂しすぎないこと!!
7 新たに見つかった課題を解決するため、問題集で復習する。
5で使った問題集を使うべき場合と、レベル調整(上げる、下げる)が必要→問題集を変える必要がある場合があります。
8 以下、6と7の繰り返し。
過去問を解いて、間違えたところを復習して、また解いて、の繰り返し。
過去問は、北海道のものであれば過去8年分は書店で買えます。
4年分くらいを順番にやっていけば、もう一回やるときには適度に解答の記憶が消えているので、意外と新鮮な気持ちでやれますよ。
それもやりつくし、新たな問題を解きたい場合は、全国の公立高校の問題をやってもいいです。
(そこまでいく人はそれほど多くはないかと思います。)
まとめ:社会、記述は国語要素満載。知識は楽しみながら反復。
記述が苦手な人は、社会科の知識が足りないのではなく、おそらく解答の作り方がわかっていないのかも。
社会の記述の解答は、国語の作文問題と同じ。根拠を明確に示しながら、聞かれ方に合わせて説く練習をしましょう。
知識の部分は、どこができていないのかの分析と、反復が基本。自分の成長を実感して、楽しみながら進めましょう!!
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