一年生:2024年一学期テストの取り組み反省

中学生の家庭学習のコツ

テストが終わりましたね。

私が教員をやめてから、地域でテスト前のサポートをするようになって3年目となりました。
自分としては、今まで以上に、得点アップのポイントについてツボを押さえた指導ができるようになってきた、という手ごたえがあります。

いっぽう、やはり週一回のサポートですべてを直接指導できるわけではないので、自学習でやってもらう部分はあります。

この自学習部分を、
・より明確にすべきことを伝えていく必要がある
・勉強の進み具合を一歩踏み込んで確認する必要がある
と思わされたところがありました。

今回は、一年生の1学期テストを振り返り、うまくいったこと、うまくいかなかったことを記録していこうと思います。

次回以降の対策に生かしていけるように!

成果

国語

・漢字、文法、言語知識(今回は漢字の部分/部首)は早めに満点取れるように準備せよ、と促したことが結果に反映された。

・ワークの問題を実際に一緒に解いてみたことで、得点が取れた(生徒の感想より)

・テスト範囲については、テスト一週間前から3日前には全体的に勉強を終えることができていた。
→国語の勉強が早めに終わることで、他教科の勉強をする時間を生み出せていたかな、と思います。

数学

・計算については、4月から週一回の中で一緒にやってきたことによりテストで解けた(生徒の感想)
・テスト2週間前までに、ある程度ワークを進めていけていたので、他教科のテスト勉強時間を生み出せていた。

英語

・教科書ガイドによる音読の効果は絶大!
→学校英語を理解するための下地を作るために、欠かせない活動。今後も、活動の中心になっていくと思います。

・スペル、については、ここで一緒に勉強していなければ、かなり単語が書けない状態で終わっていたかも(生徒感想)。
→例年、単語が書けないことで点数を落としていることは明らかだったので、しつこく注意喚起しました。それが役に立ったようで、よかったです。

・ワークの学習を一緒に行ったことで、わかっていないところ、勘違いしていたところを私の方で教えてあげられることができた。

課題

社会

・ワークにほぼ書き込みをせずに勉強していた。テスト勉強がしっかりできていたとはいえない生徒も。

→教科書を読んでいるだけ、に近くなってしまった生徒もいたようです。

理科

社会同様、ワークにほぼ書き込みせずに勉強していた。計算などの練習も不足。

→社会以上に、ワークを解いておく必要があったのですが、家庭学習で理科の勉強の時間をしっかり設定できていない生徒が多かったようです。

社会・理科

・開始時期を、「2週間前から10日前」と伝えたのですが、その時期から始められていた人は多くはなかった。
→「後回しにしない技術」は、ただ行動すること。つまり、早く始めてしまいさえすれば、そのあとの勉強は続けられる。
→勉強以外のことでも、「とにかく始める」「不十分でも行動する」という経験をすることができれば、社会や理科の勉強を「開始する」ときに、応用することはできると思います。

英語

毎日短時間でも、家でQRコードを使った音読を継続すれば、より高得点がとれたであろう。
→どうしても、読む・書く という勉強以外の勉強:声に出す、聞く、思い出す、説明する、質問する、は、後回しにされやすい。
→これらの勉強法をしっかり継続していくことが、短時間で効率よく(場合によっては楽しく)勉強するためには必要。まずはそういう考え方を身につけることが大事かと思います。

社会・理科が不十分であることによる、数学(英語)の直前確認不足

→テスト前日段階で、社会・理科の勉強不足が明らかでした。明日までに、残り時間で何をしておくべきか、と考えたときに、社会・理科に多くの時間を割くべきだ、と判断される状況でした。
→テスト前日に、社会理科に多くの時間を割かざるを得なかったので、結果的に、数学(やや英語も)の直前確認に集中できず、そこで確認しておけばとれたかも、という問題の取りこぼしがあったと思います。

まとめ:今後どのようなことに気を付けるべきか

・学習デザインサポートでクリアしていく教科・単元と、自学習で進めていくべき教科・単元を分ける。そのうえで、計画的に進める。

・特に、自学習で進めておくべき教科は、自分でスケジュール管理をして進めていくことが重要。

・いっぽうで、短期間でもいいから、社会や理科の勉強の進め方について、練習していければいいかもしれないと思いました。

→手をかけすぎることはよくないけれど、最初は、実際に一緒にやってみることは必要かと。

今回のテスト勉強で得た気づきを、7月以降の各取り組み(夏休み課題、休み明けテスト、2学期テストなど)に生かしていけるよう、引き続き個々に寄り添ってサポートしていきたいと思います。

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