定期テストまであと7日となりました。
ここからは テスト対策のステップ2 と捉えてください。
①テスト7日前までにやっておくべきだったことを復習して、
➁テスト7日前以降、3日前までにやっておきたいことをお伝えします。
ステップ1= テスト1週間前までにやっておくべきだったこと
全体的に言うと、テスト7日前以前の時期は「テスト勉強に入る前にやっておくべき準備」の期間でした。
各教科ごとに見ていきます。
国語
〇教科書に、授業の内容をひたすら書き込む。
〇テスト範囲のワークを薄くでもいいから、全範囲終える。(解答を見ながら、答えを写すだけでもいいところもあるくらい)
〇できれば、古文漢文、俳句、短歌は音読を全部で10回程度はしておく。
数学
〇テスト範囲のワークを一通り終わらせながら、「 できなかった」「次やったらできないかもしれない」 問題番号の左側 余白にマーカーで印をつける(これ重要!)
英語
〇教科書ガイドを使って、日本語訳を参照しながら、QRコードに合わせて音読できるように10回から20回読んでおく。
〇学校のワークを一通り終えておく。できない問題には数学同様マーキング。
※学校で単語テストがある場合は除き、まだ十分にスペルを覚えていなくても、まだこの段階では気にしなくても良かったです。
社会 理科
〇教科書でごく簡単に復習したら、学校のワークを少しずつ解いていく。
※この段階ではまだ社会理科は本格的に勉強はしていなくても大丈夫です。
7日以上前まで=ステップ1のまとめ
ステップ 1の段階では、
覚えていこうというよりは、
ステップ2から本格的に覚えていく段階に入る前の「いい準備」がどれくらいできたかが大事です。
〇テスト範囲を全体的に一度さっと勉強はできていて
〇できるところと、ちょっとわからないところをマーカーをつけることではっきりと区別できている。
とすれば、ステップ2にスムーズに入っていけます。
もし、現段階でステップ1の勉強(準備)に不十分なところがある場合も
ステップ2の時期に入っていますので、ステップ1の勉強を優先して、ステップ2を後回しにすることはできません。
ステップ2の勉強をしながらも、ステップ1の準備を同時に行っていかなければいけません。
ですので、順調にステップ1の勉強をし、ステップ2の勉強のみをすればよい人よりは、時間も多くかかります。
学校にいる時間なども使いながら、ステップ2の勉強に集中できるように早めにステップ1 の作業を終わらせましょう。
…ここからは余談です「学校で自学習する意外な効果」について
〇学校では 授業の進度を他のクラスと合わせるために、 授業の進みを足踏みする場合もあります。
結果的にけっこうな長い時間、授業中に自習をする時間が生まれる場合もあります。
先生によっては 他教科でもいいから勉強しなさいと言ってくれる場合もあります。
そういった時間を有効活用し、まだ終わらせられていないワークがある場合はそれをどんどん進めるなど、作業時間を確保していきましょう。
〇「集中学習」より「分散学習」がいいと言われます。
→ある教科をまとまった時間でぐっと勉強するよりは、5分 10分 などの短い時間で、細切れに勉強していった方が頭に入るという説です。
→そこから考えると、
・学校の授業が終わった後のちょっと余った時間で勉強するだとか、
・休み時間のうち5分ぐらいをちょっと勉強に使うだとか、
そういった勉強はもしかしたら 家で60分 勉強するよりも、グッと頭に入るかもしれません。
また、知識を入れようとするよりも、持っている知識を思い出していく活動の方が頭に残るとも言われます。 学校では友達がたくさんいますよね。 友達に問題を出す、であるとか、友達から問題を出してもらう、というのは、とっても頭に残る方法ですので、お試しください!
ステップ2= テスト7日前から3日前までの時期にやるべき勉強
ステップ2の勉強は一言で言うと、 本格的に覚えていくという勉強です。
各教科ごとに見ていきます。
国語
〇ステップ1で書き込みをした教科書を、パラパラと読む習慣を作る。
〇ワークや小テストの問題を、答えを隠して解いてみる。
・全て紙に書かなくても、口で答えを言ってみて、正しい答えを見る、という確認の仕方でOK。わからない問題にはマーカーをつけておく。
・解き方や考え方で覚えておきたいと思うものは、大きめの付箋にその内容を書き、教科書やワークなどに貼っておく。
〇漢字がどこから出されるのかを正しく理解して、テスト範囲の漢字の読み仮名を一覧にして、自分に漢字テストを受けさせる。一発でかけた問題は テスト前日までもう見なくてよし。
→書けなかった問題にだけ印をつけて、その問題だけ少し時間を置いて再テスト。これを3、4回繰り返す。
〇文法、その他の言葉の決まりについては、近くに理解している人がいればその人から教えてもらうのがいい。どうしても、何を勉強していけばいいのかが分かりづらい部分。保護者の方や学校の先生などに聞いてみるのが一番早い。そのうえで、教科書の問題とワークの問題は解けるようにしておく。最終手段は答えの暗記。
〇古文漢文、短歌や俳句、については、音読し、おおむね暗記してしまうくらいまで繰り返しておく。一日3回くらいでも、この期間やっていけば自然に覚えてくる。無理に覚えようとしなくても大丈夫。自然に覚えちゃったなー、くらいの感じになるのがベスト。
数学
〇数学はすでに8割くらい勉強が終わっています、くらいの感覚になっていたら一番いい。
〇あとは、ステップ1で印をつけた問題を解いていく。
〇2回目にといてもわからない問題は、よくよく解答解説を読む。 ただ、 それでもわからないものは、分かっている人に聞く。
〇それでもピンと来ない場合は、もう問題と解答を丸暗記で覚えてしまう、と割り切ろう!
英語
ステップ1終了時、つまりテスト7日前の段階で、
・教科書の英文を読みなれていて
・日本語訳をざっくりでいいのでイメージできている。
という状態になっているはず。
さらに、
・学校のワークで、文法のメインの部分については理解できている
という状態であるといい。
いっぽうで、
文法的なことはわかるけど、単語のスペルがまだ覚えられていない、という状態の人もいるはずです。
→ステップ2では、「なんとなくわかる」状態から「正確に書ける」状態までもっていくことが目的になります。
ここで、1年生と、2.3年生とで、少しおすすめの方法が変わります。
〇1年生→教科書の日本語訳だけを見て、教科書の英文を全てかけるようにする。書けなかったものは、繰り返しテストする。
〇2,3年生→1年生と同じ方法でもよい。それが難しければ、キーセンテンスと、新出の連語を用いている部分の英訳だけでも完璧にしておく。
→どこが重要で、どこはそれほど重要でないか、と考えるのが面倒な場合は、全部英訳できるようにする方が手っ取り早いこともあります!
この勉強が順調に進めば、かなりの達成感が感じられるでしょう。その気持ちがわいたときに、少し詳しめの市販の問題集を解いていくこともおすすめです!
社会・理科
〇学校のワークを解き、解けなかった問題に印をつけていく。
〇学校の問題集がやりづらいときは、市販の問題集を使ってもOK!どの問題集でもいいが、ぴったりトレーニングはおすすめの一つ。
〇各章ごとに、自分の覚えていることを何も見ないで紙に書き出してみる。もしくは、人に説明してみる。
→「本を読む」などのインプットよりも、「思い出す」「書き出す」「説明する」などのアウトプットの方が、格段に記憶を定着させます。そのことを頭に入れて勉強してみましょう。「受け取る」よりも「自分から出す」ことです!
まとめ~ステップ1が不十分でも、ステップ2に入ろう~
テストから逆算して、この時期にはこの時期にやるべき学習方法があります。
もし、ステップ1でやっておくべきことが終わっていない、あるいは不十分、であっても、ステップ2の勉強には入ってくださいね。
ステップ1のやり残しは、ステップ2の勉強とは別にやっていく形になります。
当然その分時間はかかります。そこで、学校にいる時間などを有効に使ってステップ1の勉強はやりましょう。
学習デザインサポートで見ていると、ステップ1ですべき勉強が、きっちりできているという場合は、まだまだ多くはありません。
①ワークのやり残しがある
➁ワークをやってはいるが、わからなかった問題に印をつけていない。
この二つが多いです。
でも、完璧でないからと言って自分を責める必要はありません。
去年まで、①ワークを全然終わらせられていなかった人が、ワークはざっくりでも終わらせることはできた。これは、素晴らしい成長です。行動を変えることができた!とても嬉しいです。
あとは、一回ワークを解くときに、問題を解く作業と同時に「これはもう次もとける」「これは、次解けるか不安」の二種類に分けるという作業を丁寧にできるようになればいいですね。
そういうことができるようになれば、トータルで勉強にかける時間を減らすことができます。
「仕事の効率化」ですね。
物事、最初は、圧倒的な行動力は必要かもしれない。
でも、いつまでも量に頼る、気合と根性のやり方ではなく、
正しいやり方で、効率よくやれるようにやり方を磨いていくことが大事です。
テスト、というイベントを使って、物事の効率化も身につけていってほしいなと思います。
まずは、ここからの4日間、まずは悩むより始めてしまう。
そのうえで、うまくやる!
楽しんで、やっていきましょう!!
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