【中学校サッカー部】5月1週目までの成長記録と、5月からのポイント「強度を大切に!」について

地域部活動・少年団・サッカー

5月3日の練習試合を最後に、ゴールデンウイークの短いオフ期間。

明日、5月6日の練習試合からトレーニングを再開します。

今週末5月11日(土)は、いよいよ協会主催大会(地区カブスリーグ)が始まります。

現段階のチームの成長記録と、

今後のポイントについて書き残しておきます。

〇全体的に

技術戦術

・戦術的な要求を頭でしっかり理解できている選手が予想以上に多かった。

・戦術的な要求に合わせて、各役割で必要とされる技術を身につけ始めている。

・今後も、この調子で伸びていってほしい。

メンタル

・チームメイトに対する実行のミスへの𠮟責は激減した。

成功を勝ち取るためには、最速で失敗を経験すること、という共通理解が徐々にできつつある。

・トレーニングを停止させてしまうような私語、集中の欠如は減った。

・トレーニングの意図がわからないまま参加している様子は、減りはしたもののまだある様子。伝える側、受け取る側双方に、よりコミュニケーションをスムーズに行っていくためのトライが引き続き重要。

練習試合に呼んでいただいていることへの感謝、対戦相手に対するリスペクトが足りない言動がある。目先の感情に振り回されない精神的な成長が必要。
低い次元で物事をとらえるのではなく、対戦相手は同じサッカーを楽しむ仲間として敬意をもって接することが大事。

そのうえで、フェアでタフなプレーを求めていきたい。

フィジカル

平日のトレーニングが十分になされない時期は、どうしても週末のゲームの強度は落ちていることが明白。

・いっぽうで、連休が続くなか、強度が落ちることは覚悟のうえで練習試合を入れていたことも事実。今週のトレーニングから、再び強度を上げていく。ベストコンディションで週末を迎えるようにしたいところ。

〇4局面12フェーズにおける成長

攻撃・サリーダ・デ・バロン

成長ポイント

・数的優位を作って確実に保持しながら前進するという意識ができた。

今後期待したいポイント

・相手が前から詰めてきているときに、ロングボールで前進する選択も確実に行えるようになること。

攻撃・プログレシオン(前進)

成長ポイント

中盤での不用意な一対一のドリブル勝負(レガテ)が減った。

・同サイド一辺倒でなく、斜めに攻める意識が持てた。

・横パスより縦パスを優先することに挑戦中。

今後期待したいポイント

・前進のサポート。前進できるのにサポートが低く、前進できない場面が見られるボールホルダーへのプレスがかかっていない状況では、相手の守備者と同じラインに立ち、ファーストタッチで相手のラインを超えることを狙いたい。

縦パスが入ったときにレイオフをもらうなどの、サポートが遅い。また、サポートがあったとしても一人が寄っているだけの場合が多い。縦パスが入ってから、チームがボールを保持しながらプレーを継続させるためには、チーム全体として立ち位置を前進させる必要がある。これをブロックによる前進と呼ぶ。

「ブロックによる前進」が次の重要テーマ。そのためには、縦パスが入ることを予測し、縦パスが入ったときには素早くサポートに動き出さなければならない。集中力、理解力、行動力が大切。

攻撃・フィナリサシオン

成長ポイント

・マークを外す動き「デスマルケ」とは何かを学び、試合で2種類のデスマルケを使い分けようとしている。

・ゴール方向へのデスマルケ(デスマルケ・ルプトゥーラ)を、シュートが受ける有利なスペースに向かって行おうとするとともに、スルーパスも、強さの調節に配慮し行えるようになった。

今後期待したいポイント

フィニッシュ精度。力任せになることや、角度のないところから無理やり打つことがやや目立つ。ゴールを決める自分の得意な形をもつことに期待。また、よりゴールの可能性が高い位置にいる味方を使うことも覚えたい。

攻撃から守備

成長ポイント

・意識的に改善がみられているというポイントは、とくになし→今までフォーカスしていなかったこともあり。

今後期待したいポイント

・失った直後のファーストプレスと、守備組織を作るための撤退をスムーズに行いたい。

守備・対サリーダ・デ・バロン

成長ポイント

・守備の開始ライン、という考えが浸透しつつある。

・誘導→奪取、が、部分的に成功する場面がある。

今後期待したいポイント

・まだ、声をかけないと自分の守備開始時のポジションに戻れない選手が多い。中央を閉めること、撤退することは、自動的にできるようになる必要あり。

守備・対プログレシオン

成長ポイント

・誘導→奪取の動きがうまく行えた時は、相手のパスの選択肢が限定できている。そのため、狙いをもってボールを奪うことができた。

・球際では、相手とボールの間に体をねじ込む形で確実にボールを奪える選手が出てきた。

今後期待したいポイント

・サイドの選手が自分のマーカーに引き寄せらせ、ボランチとの距離が空いたときに、相手のFWにボールを入れられる場面がいくつかあった。正しいポジショニングを理解する必要がある。

守備・対フィナリサシオン

成長ポイント

・デスマルケに対するマーキングという個人戦術が浸透してきた。相手に裏を取られて失点した形は少ない。

今後期待したいポイント

・より早い判断で、戦術的アクション(インターセプト、マーク、プレスなど)を行えるようにすること。

守備から攻撃

成長ポイント

・特に上げるポイントはなし。だが↓

・一本、インターセプトのファーストタッチでスルーパスを決め、ゴールにつながったシーンがあった。とても美しいゴールだった!

今後成長を期待するポイント

・ボールを奪ったあとに、やみくもに前に運ぼうとしてすぐに再びボールを失う場面が目につく。カウンターを狙えないときは、チームが安定してボールを保持できるように安全確実なパス、あるいは、奪った地点からボールを遠ざけるように運ぶことを覚えたい。

セットプレー・自チームのスローイン

・まずは縦に入れることを基本として設定し、定着してきた。縦でボールをもらうときに、しっかり相手に背中を預けることを徹底したい。

相手のスローイン

・間単に頭を超えられるところに立っていることがまだある。素早くゴール方向に撤退し、頭を越えられない位置に自分で動けるようになりたい。

味方のコーナーキック

ファーサイドのセンターバックが一つの狙いどころして定着しつつある。基本的な立ち位置と狙いを一度しっかりと確認・共有したい。

相手のコーナーキック

・5月3日の試合で二失点。マンツーマン+ストーンで守る形をしっかり確認したい。

その他

・攻撃の局面が多く、相手に押し込まれる展開が比較的少ない。

・もっと攻められる場面が多くなれば、クロス対応などの場面で課題が出てきそうであると予想している。

まとめ・強度を大切に、勝利を目指そう!

・プレーモデルの浸透は、おおむね順調。

・いっぽうで、強度の低下と、フィニッシュの課題から、試合としては負けている。

・サリーダ・デ・バロンのトライによりミスから失点したことについては、全く気にする必要はない。今週からは、リスク回避の視点からロングボールも併用していく。

・各場面での成果と課題を確認し、優先順位をつけながらさらなる改善を図りたい。

明日からは勝敗を意識して戦う段階に入ります。

試合で相手を上回るためには、正しい判断を下すよりも、素早く決断して実行することの方が大切なことも多い。

大丈夫。戦い方としては、ここまでしっかりとこだわって、丁寧に作り上げてきています。

次は、強さ、早さ、速さ、激しさを求めます。

フェアでタフなプレーで、さらなる高みを目指しましょう!

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