次年度からの学習を進めるうえでのおすすめ問題集!

中学生の家庭学習のコツ

最後の定期テストが終わりましたね。

ひとまず、テストが終わって、ほっとしている人も多いのではないでしょうか。

なかには、今年の経験を生かして、来年度、どのように家庭学習を進めていこうか、考えている人も多いのではないかと思います。

今日は、そんな皆さんに、

〇来年度のおすすめ問題集

について、お伝えしたいと思います。

この二年間で様々な問題集を分析し、また、学習デザインサポートに通ってくれた生徒にも使ってもらい、実際に効果のあったものだけをおすすめします。きっと、参考になると思います!

では、教科ごとにお伝えしていきます。

国語

国語は、これ一択です。

“教科書ぴったりトレーニング 光村図書版 振興出版社”

この教材の良さは次の3点です。

  • 定期テストに出そうな問題で作られている
  • 教科書のページとの対称表がついていて使いやすい
  • 漢字の小冊子がめちゃめちゃ使える!

20年以上国語のテストを作ってきたものとしておすすめするので、間違いはないかなと思います😊

数学

A 学校のワークの2冊目、あるいはコピー

→こちらは、定期テストで7割以上はだいたい取れる方向けの作戦です。

B 教科書ぴったりトレーニング

→定期テストで6割前後より下の点数になってしまいそうな方は、この教材があると補強できると思います。

数学については、

ワークを何度も解くことで満点に近づくことができると思います。

ですが、ワークはワークで使いづらいところがあるんですね😅

それはワークは提出が求められるということです。

提出する時には答えを書いて赤で丸をつけて、

場合によっては赤で正しい答えを書き込んで出さなければいけません😓

正直、一度答えを、さらに赤ペンなどで書き込んでしまうともう問題集としては使いづらくなってしまうんです。

だから理想は2冊目の自分専用のワークがあればいい。

2冊目のワークには答えは書き込まず、

分かってるか分かっていないかだけの記号を書き込んで、

わかっていない問題は2回3回と繰り返して問題を解くようにする。

それが最も有効な方法です。

ですがその方法が使えない場合もあります。

授業の内容の理解度が低く、学校のワークを解くこと自体が難しいという場合です。

数学の授業を聞いたけれども、

ワークをやろうと思った時に解けないという割合が3割を超えてしまう場合です。

答えを写して提出してもいいと言われても、

意味もわからない答えをうつす作業というのはかなり苦痛なんです。

そして学校ワークの特徴としては、

解答があまり詳しくないんですね。

それは学校ワークっていうのは、

授業をやって理解ができた前提の補助として使うという位置づけなので、

懇切丁寧に解き方を伝えていくような作りにはなっていないんです。

懇切丁寧な解説をつけた作りをするということは、

結局授業では全然理解できないという前提に立っているということなので、

それは学校で採用してるワークの立ち位置としてはある意味、先生に対して失礼な作りになっちゃいますよね。

そういう大人の事情を感じます、個人的意見ですが。

ですので、

授業でやった後でワークをやる時に3割以上やれない問題が出てくる状態のお子さんには、

問題の解き方自体を身につけられる仕組みを持っている問題集が必要です。

問題集はピタッとトレーニング以外にも色々いいものはありますが、

その中でもピタッとトレーニングをおすすめする理由は、

教科書のページに細かく対応している問題が用意されているからです。

学力に応じ、

市販の問題集が必要なのかどうかは判断しましょう!

英語

英語はより効率よく勉強を進めるためにはという観点でこちらをおすすめします。

  • 教科書ガイド
  • 東京書籍ユーザーのためのワーク & テスト
  • 東京書籍の教科書要点ズバッ!英単語 英熟語
  • 東京書籍の教科書要点ズバッ!基本文基本表現

英語がとても得意で、もう勉強しなくても授業については分かってしまうという人もいます。

単語なども1回2回見ただけで覚えてしまうような人もいます。

そういった方は、何か新しく教材を用意する必要は全くないと思います。

ただ多くの方々は、何かしらの部分で引っかかることが出てきます。

また、今の英語の先生方は、より生きた場面で英語を使えるようにということに配慮されて授業を展開されています。

とてもありがたいことである一方で、

単語や文法について、授業で扱うということを昔よりしません。

ですので、

英文にたくさん触れた後で、

文法や単語については家庭学習でしっかり押さえておく必要があります。

そのために必要なのはやはり、

英文が読めて、例文の意味を日本語ですぐ確認できる教材だと2023年の活動で私は確信しました。

教科書は英単語の読み方をパッとわかるようにはできていませんし

英文の日本語訳はのっていません。

単語の意味を調べるのにも巻末のページをめくって見てまたページを戻して本文を見て、という面倒な作業をしなければできない作りになっています。

この辺りの煩わしさを解消するために、

教科書ガイドや単語の本などを用意されておくことをおすすめします。

また、教科書で出てきている文法、

それと同時に、熟語による言い回し、

これらを体系立てて練習していく必要があります。

そのためには一つ問題集が必要です。

ピタッとトレーニングもとてもいいのですが、

英語については東京書籍で作られている問題集もおすすめです。

英語の基本装備を揃えたあと、

英語のどう勉強していけばいいか、については別の記事でお伝えしたいと思います😊

理科・社会

A おすすめは2冊目の学校ワーク!

B ピタッとトレーニング

→2冊目の学校ワークが手に入らない場合

C 学研ニューコース 理科社会各学年核分野の問題集

→かなり基礎的なところの内容を理解できていないと感じる、あるいは勉強が遅れてしまっていると感じる方

理科社会については学校ワークを使って3周勉強していくことで、効率よく勉強がはかどると思います。

ですが、学校ワークが2冊手に入らない、

あるいは、補助的な問題集が必要であると感じの場合は、ピタッとトレーニングは有効な選択肢になります。

また、基本的な内容をしっかりと身につける必要があるなと感じる方は、

学研ニューコースの問題集もいいと思います。

学研入コースの問題集の特徴は、解説がとても丁寧だということです。

そして繰り返し問題をやることで基本的なレベルの理解が深まるように作られています。

復習が膨大になってしまったり、

かなり苦手意識を感じている場合は、

学研入コースの問題を定期的にやっていくこともいい方法かなと思います。

ですが、そもそもそういった状態にならないように、学校ワークをしっかりと使って、

社会理科の学習内容を理解していくのが

まず考えるべきことかなと思います。

まとめ

私も学習デザインサポートという、

塾に似たような活動をしています。

そんな私が言うのもおかしいなと思われるかもしれませんが、

塾や学習サポートにお金を払う前に、

自学習を進めるための標準装備を整えておくことが大事かなと思います。

正直申し上げて、

教材の価格と、教材の有効性は比例関係にはないと思います。

安い教材でもとっても使いやすい場合もありますし、

高い教材でも、全然実態に合っていないものもあります。

20年の教師生活を経てフラットな視点で塾教材と市販の教材を見比べた時に、

ある塾教材よりも、市販の安い問題集の方が優れてるなと感じることはとても多くあります。

個人的には、

自学習を進めるための標準装備として、

上に書いた教材を揃えることをおすすめします。

これは、勉強の理解度を上げるため、

勉強にかける時間の短縮を図るための、

有効なアイテムです。

ここにお金をかけることは

大きなリターンを得られる有効な先行投資になると思います。

忖度なくおすすめしています。出版社様からお金をいただいているということはありません笑

購入をご検討ください!

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