今日は中学校1年生におすすめの家庭学習の進め方と学習計画の立て方についてお話しします。
今回は、5月のゴールデンウィーク明けのタイミングで
・評価評定に大きく影響する課題がたくさん出される時期であること
・6月に定期テストが予定されていること
・テスト範囲が6月1週に発表されること
を考慮して、効果的な学習法を6つご紹介します。
自分の強みと弱みを把握して、自分に合った勉強法を見つけるためにいろいろな方法を試す
まずは自分の得意科目と苦手科目を把握することが大切です。そのうえで苦手科目については、自分がストレスなく勉強できるやり方を4月に引き続き探していきましょう。6月になってくると、勉強法の実験をする時間はなかなかとれなくなってきますよ!
週ごとのスケジュールを作成する
5月の課題提出を間違いなく行うために、週ごとのスケジュールを作成しましょう。課題は、各教科間で時期の調整などはしてもらえませんので、不意に教科担任の先生から提示されてしまいます。ですので、各教科の課題に取り組む時間を計画にあらかじめ織り込み、毎日決められたルールの中で取り組むことが非常に大切です。また、6月の定期テストに備えて、各科目の復習もスケジュールに組み込みましょう。
シンプルなモデルをいくつか示します。
A 毎日英数+休日国社理。ただし、課題が出されたらその日のうちに全部やる。
B 月火水木金→国数英社理 土日→英数。ただし、課題が出されたらその日のうちに全部やる。
課題を最優先でまずは早く終わらせることが大事です。
いいものを出したいという気持ちも分かりますが、実際はそう考えているうちにやるのを忘れてしまうということも非常に多いです。
クオリティはともかく、一度仕上げてしまう。
提出期限の少し前に、もう一度やって質を上げてやる、というやり方がおすすめです。
また、「鉄板課題」、いわゆる学校ワークの提出など、出されることが分かっている課題は、一日も早く提出可能状態までもっていきましょう。
課題提出の秘密については、以前に出したこちらの記事も参考にしてください。
テスト範囲が発表される前に、テスト範囲を予測する。
新学期がスタートしてから、実質3週間授業を受けました。
ここからテストまでは、あと6週間。
つまり、今の授業の進度から、ざっくりと倍くらい進んだところがテスト範囲になりそうです。
実際は、それよりもう少し短い範囲になるとは思います。
なぜなら、
・テスト範囲を前日授業で習う、という形はできるだけ先生方も避けようとはしてくれるので。
・5月や6月一週目には旅行的行事が入ることが多く、授業はなかなかサクサクとは進みづらい時期だから。
そのことを踏まえながら、ぜひやってほしいことは…
・「予想テスト範囲を各教科紙に書き出す」こと。
ここで重要なのは、「紙に書き出す」ということ!
ただ、「思う」だけでなく、紙の上に「見える」形にしてあげることが大事です。
計画を立てるときの大原則は「見える化」です。
先の「予想テスト範囲」も含めて、紙に書き出すことを面倒がらずにやれるかが、運命の分かれ目になりますよ!
テスト範囲の発表後、計画を見直す
6月1週にテスト範囲が発表されたら、学習計画を見直しましょう。重要なポイントや範囲に焦点を当て、効率的な学習ができるように計画範囲を修正してください。
このことを二度手間だと思ってしまう人、そんなことありません。
一度自分でテスト範囲予測を立てられた人は、すでに大枠のスケジュール感覚が頭の中に作られています。テスト2週間前から計画を立て始める人とは、圧倒的な差がついています。ここで、テスト範囲の修正をするとしても、長い時間はかかりません。大きなアドバンテージをすでにもっている中で、その効果を最大化するために、是非この「学習計画の見直し」をやってください。
友達や家族と一緒に学習したり、目標を公言する
友達と定期的に勉強する習慣を持ってみましょう。お互いに教えあったり、助け合ったり質問することができます。また、グループで学習することで、モチベーションを維持しやすくなります。
その際、「タダ遊んで終わり」にならないような場所ややり方を考えておきましょう。
友達ではなくても、家族と一緒にそれぞれの勉強をするのもいいでしょう。
だれかを巻き込むことで、勉強する機会を自分に定期的に与えることができます。
加えて、勉強に関わる自分の目標を誰かに宣言するのもいいです。
誰かに言った手前、やらなければいけないという気持ちが芽生え、いままでやれていなかったことに着手するきっかけになります。
その際の目標設定は、現実的なもの、「現状の一割増し」くらいを目安に立てること。大きな目標を言いすぎることは、言いながら同時に「それができなくても仕方ない」というスイッチを入れることにもなります。
もっとうえを目指したい!という場合。
長期目標は高い目標を立ててもかまいませんし、
小さな目標をクリアしたら、そのあとで少し難しい目標を立てればいいんです。
定期的な自己評価と振り返り
学習の進捗をチェックし、定期的な自己評価を行います。振り返りを行うことで、
学習の効果や改善点を把握し、今後の学習計画に役立つことができます。
まとめ
家庭学習の進め方や学習計画は個人差がありますので、自分に合った方法を見つけることが大切です。
また、計画を立てたからといって、すぐにうまくいくわけではありません。
柔軟性を持って計画を見直し、調整することも重要です。
最後に、学習は継続が鍵です。毎日少しずつでも続けることが、成果を出すための基本です。焦らず無理をせず、計画通りに進めることで、5月の課題提出や6月の定期テストに向けて、自信を持って取り組むことができるでしょう。
皆さんが、学習計画を上手に立てていくことを願っています。
コメント
出た課題はその日にやる、これは効率性の観点から間違いなく大事なことです❗️さらに言うと、余裕があるときはそれ以上に(先の課題も予測して可能な限り)やっちゃうことも、予習-復習の観点から必要かと。
テスト範囲を予想すること、さらに出る問題を予想しながら学習するのはテストの点数を上げるコツですよねww
スリムに勉強の”HOWTO”が提示されており、実践することが正解であるのは一目瞭然。
しかしながら、テストで点数を取ること、内申点を上げること、それが今後の自分の進路のサッカーをやる環境を選ぶ上で、選択肢を広くできるようにという明確な目的があったため、必然的に勉強にとりくむことができましたが、当時と時代や環境が大きくかわりYouTubeや魅力がたくさんなSNSもある現在では、自分の子供としっかりインタラクティブなコミュニケーションをとって物事に取り組んでいくことが大切だな〜って平日の夜中にお酒を嗜みながらにやにやさせていただいております✨おつかれ生です🍻
共感いただき、ありがとうございます!
子どもたちの中にも、ぼんやりとは気づけている子もいるかと思います。
我々大人がうまく言語化してあげることによって、上手に家庭学習を進めるきっかけを与えられたら嬉しいです。
また、勉強の不安から解消され、いわゆる学校の勉強以外の様々なことに挑戦して、のびのびと成長してほしい。
大いに興味あることに挑戦できた、のびのびと見守ってもらえた子供は幸せです。
多くの子どもたちが、学校の勉強という範囲にしばられず、のびのびと解き放たれてすてきな幼少期・青年期を過ごしてもらいたい。
そのためにできることをやっていこうと思います。
世の中の多様性についてのお話、まさにその通りだと思います。
いろいろな選択肢のある世の中、そこから何を選択して、どう進んでいくか。
選択肢が多いこと自体はいいことだとは思いますが、多いからこそ選べない、ということも起こりますよね。
そこで、我が子とよく関わりながら、一定の方向性を押しつけないようにしつつ、場面提供していくことも大事だなと思います。
誘導、ではなく、場面提供。
場面提供という言葉は、私が20年前お世話になった、あるサッカー部の生徒のお父さんがよくお話しされていた言葉です。
当時、弱小だったサッカー部に、「何とかいい場面提供をしてあげたい」と熱く語ってくださいました。
それ以来、「場面提供」という言葉が、子供を育てるうえで非常に重要な、愛のあるキーワードとして私の中に息づいています。
今後ともいろいろな気づきをコメントでいただけると、非常に嬉しいです!