今日は、
「教員は世の中で通用するか」
について、私見を書きたいと思います。
教員は、世の中で通用するのか?
教員の方々、こんなこと思っていませんか?
- 教員を辞めても、他の職業では通用しないのではないか?
- 元教員を雇ってくれる企業なんてないのではないか?
その気持ち、わかります。
私は、教員という働き方の現状に危機感を覚えるとともに、
中から変えることが最後の職場ではとうてい難しいと思い、
外から教員の世界を変えたい
という思いから勢いで退職しました。
そのときは、
失うもの(安定収入)、
新たに抱える恐怖(収入源に対して、再就職の保証がないこと)、
得られるもの(自分のミッションを自分の意志で追究できること、命を守れること、妻が仕事を思い切りできるようにサポートできること)
を総合的に判断して決断しました。
得られるものが、失うものや新たに抱える恐怖の和に対して上回ったわけですが、リスク、恐怖は少なからず感じました。
そんな経験をした私が、今教員として働きながらも様々な不安を抱えておられる方々にお伝えできるものがあると思い、今回のテーマを選びました。
転職は、可能!どころか、躍動できる!!
結論から言うと、転職は、十分可能です!
僕の場合は、まずは友人の飲食店経営のお手伝いを中心にしながら、
店舗を使って教育関係の仕事につなげていこうと考えています。
具体的には、不登校の子の学習サポート、部活動のサポート、放課後の学習塾(午後17時くらいまで)というあたりです。
また、サッカーの指導経験を活かし、指導者の方にサッカーについて教えるビジネスも考えています。
これは当初ビジネスになると思っていなかったのですが、とても興味深く助言を求めてくれる方がいらっしゃり、ビジネス化することにしました。
教員には、次の二つの強みがあります。
1 教育関係全般への多様な経験・情報。とくに、教育に関わって困っている子どもやご家庭のイメージが非常に鮮明に持てており、それに対し効果的なサポートができること。
2 学ぶことが得意
教育関係全般への多様な経験・情報。
教員は、長年教育に携わってきたことで、教育に関わる情報、とりわけ、課題や困難を熟知しています。
「熟知している」という自覚はないかもしれません。ですが、一度教員を辞め、広く世の中で人と関わることにより僕が確信したのは、自分は教育のエキスパートだ、ということでした。
当たり前のように知っていること、できることが、実は世の中でぬきんでたスキルになっている。そういうことであり、多くの教職経験者がもつその「価値ある当たり前」は、教育の関するスキルです。
たとえば、中学の先生方、テストにどんな問題が出るか、一瞬でわかります。
あるいは、評定算出のときに、どの提出物や小テストが重い比重になるか、わかります。
不登校の生徒に、どんな声をかけたら安心させてあげられるか、説得力をもって伝えてあげられます。
時間があれば、塾の先生より効率的に学校の勉強の遅れを取り戻してあげるような指導ができます。
そういうスキルを求めていながら、だれに救いを求めていいかわからない方は世の中にたくさんいます。
そういう方と知り合うことができれば、悩みを聞いて、サポートすることができます。貢献することができ、感謝され、対価をいただくことも決して難しいことではありません。
学ぶことが得意
また、教員の方は、「勉強する」ということを子どもたちに対して教えてきた方々です。
「勉強する」という行為に対し、日々触れています。新しいことを学んで理解する能力は総じて高いと僕は思っています。
僕の場合はこれから、経営に関する勉強をしていくわけですが、仕組みを理解する、本を読む、理解することに対して、とくに不安はありません。それどころか、ワクワクします。
学校の授業は、役に立たない、といわれることもありますが、学校の授業を「先生の学び」という観点から再定義してみましょう。
授業は、先生にとっては、トライアンドエラーの場です。
学びきることなどできず、いつも不十分のまま、授業という実践の場に毎日放り出されるという経験を繰り返しているのです。
準備万端になる前に、アウトプットするわけです。
教員がもつビジネススキル
これは、ビジネスの鉄則です。
ビジネスに必要なのは、「準備しきる前に、まず行動すること」。
このことを、いつもお世話になっている両学長のお話と、退職後のたった二ヶ月の活動の中で強く思い知らされています。
できないことを恐れるよりも、強みを前に出していきながら行動する!
自分が当たり前と思っていることの中に、世の中に貢献できる素晴らしいスキルがある!
このことを、確信できるようになりました。
私の場合は、妻が教員で働いているというセーフティネットがあったことが大きいですが、今は大きな不安なくチャレンジできるマインドになってきました。
これで、再現性のあるそれなりの成功をご報告できれば、教員の皆さんに対してさらに意味のある情報を提供できると思いますので、成果を出して、またご報告させていただきます。
終わりに
教員は強い!
教員の皆さんが仕事を続けやすい環境になるように、外の世界からアクションを起こしていきます。
同時に、教員から転職したくなった方に勇気を与えられるような情報提供ができるように頑張ります。
今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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